機械式時計の魅力とメンテナンス

機械式時計には、今や一般的となった電池式のクオーツ時計にない魅力があります。物としての存在感だけでなく、耳を澄ませば微かに聞こえて来る歯車達の動きにも、心ときめくファンは多いものです。しかしながら、機械式時計はしばしば「電池がないから一生手入れは不要」と誤解されているようです。実はそうではありません。電池式時計とはちょっと違うメンテナンスが必要になります。それは数年に一度のオーバーホールと注油です。オーバーホールといっても、部品は基本的には丈夫に出来ています。ですから、すり減った部品を交換することは稀ですが、注油は必要です。これは、普段着用しているか否かにかかわらず、潤滑油の劣化という問題に対処する必要があるためで、おおむね3~4年に一度は、メーカーもしくは相当程度技術力のある時計屋さんに依頼して、慎重な注油を行う必要があるのです。

日常のゼンマイ巻きについての注意点

機械式時計は、ゼンマイ手巻き式のものとゼンマイ自動巻式のものがあります。手巻き式のものは、毎朝など決まった時刻に、丁寧にリュウズを回してゼンマイを巻きましょう。自動巻式のものを普段着用して使わずコレクションしている方は、2日に一度程度は何らかの方法でゼンマイを巻く必要がありますが、ここで誤解してはならないのは、自動巻式だからといって、手に着用して振り回しさえすればよいというものではない、ということです。止っている自動巻式機械時計、あるいは、一日以上腕から外していた(ゼンマイが緩んでいる状態になった)自動巻式時計は、やさしく丁寧にリュウズを回してゼンマイを巻くのがベストです。その方が時計の精度が保てるほか、場合によってはメカニズムに無理な力を加える危険性を避けることが出来ます。

汚れは柔らかい布やセーム皮で拭ってください

機械式時計に限った話ではありませんが、日常生活で着用している時計は、どうしても汗やホコリに晒されてしまいます。ですから、汚れが激しくなる前に、時計の表面を柔らかい布やセーム皮などのメンテナンス用クロスで、丁寧に汚れを取り除いてください。リュウズ周辺やバンド取り付け部などの細かい部分には、綿棒または「やわらかめ」の歯ブラシを利用するとよいでしょう。おおむね20気圧以上の防水仕様の機械式時計は、ぬるま湯に付けて柔らかいブラシで擦るのが有効です。

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